好きあらば自分語り

ハロー!プロジェクト、SUPER EIGHT、フィギュアスケート、その他つれづれ

坂本真綾 M30 〜Your Best〜 Route B 2026/4/19河野伸バンド

Route Bの"Route"の意味に当日気付くの巻。つまりは『時計』の選んだ道選ばなかった道みたく2本の道というテーマを表していたんですね。

 

坂本真綾 30周年記念

SPECIAL LIVE
“M30~Your Best~”

【開催日】
・2026年4月18日(土)Route A<北川勝利バンド>
open 16:00 start 17:00
・2026年4月19日(日)Route B<河野 伸バンド>
open 16:00 start 17:00

【会場】東京・有明アリーナ

 

 

前日譚の通り、前日にチケットをポチり駆け付けるの巻。

自分が最後列でもなく、周りにも後ろにもお客さんが居て、なんだよプレイガイドなんて全然あてにならないな!と思いました。

 

1曲目、武道館ライブGiftの演出からの『Gift』でガチ大号泣しました。始まりが最高潮(1回目)。

10代、まだ「東京にライブを観に行く」なんて選択肢が自分になかった頃のお話。居住地に来てくれたかぜよみツアーに参加して満足していたけど、GiftのDVDを買って、観て、これは現地で観たかったし、わたしそれをしようと思えばできたんだと後から気が付いたきっかけのライブ、それがGift。

こんな素敵な空間に居られなくてものすごく後悔したから、その後の大箱ライブがあるなら絶対に行こうと決めた。なので、ものすごく今に繋がってるライブ。自分が当時手にできなかった体験、それを15年の時を経て音で現場で体験させてもらえて、救われる思いでした。

からのマメシバ。「マメシバ!」って声が聞こえてくる気がした。走り回ってた風景が重なって見える。プレゼント衣装も、ショートパンツ衣装も、すぐに思い浮かぶ大好きな武道館。欲を言えば風待ちジェットもやりたかったな~。

 

そこからもしかして各ライブを再演していくセットリストなのか!?と思ったけど、明確なコーナーとしてはここだけでした。

けど、途中で話してた通り過去のライブのオマージュ演出が数多くあって嬉しかったです!

特に河野さんバンドってこともあり、かぜよみを多く感じたなぁ。風が吹く日とか奇跡の海とか。あの篝火、かぜよみツアーの奇跡の海で無かったですか!?唐突に思い出して懐かしくなりました。Dropsのドンドンって音でHoney bunnyきたかと思ったくらいにはかぜよみツアーは思い出深いです。(幻のHoney bunny…絶対もうやらないだろうな…)

 

Giftライブの流れを断ち切ったのがCLEARですけど、この曲は本当にライブ映えしますね。25周年ライブはこの曲からパァッと晴れていくよう見事な幕開け曲でした。しょっぱな約束はいらないからのCLEARで「goin goin goin goin on~♪」した時に、このライブは絶対成功すると感じたのが昨日の日のことのよう。

どの曲も、家で音源を聴いてると自分のことに思いを馳せることが多いですが、ライブで観ると過去のライブシーンが思い起こされるから不思議でした。

 

『時計』をもっとメインに据えてくるかなと思ってたけど位置的にはあっさり、でも最新曲っていいですね。20周年で『これから』を歌った時も、最新曲が最高の曲だなんて幸せだと感じたのを思い出した。255曲の後の1曲目がこの曲で良かったし、ご本人が言ってた通り早くも誰かのMy Bestになってる曲だと思います。

 

30周年記念アルバムに収録されたことでセットリスト入りを大いに期待したわたしの念願曲『猫背』は残念ながら演奏されず、プレイリストを見る限り前日の北川勝利バンドでも演らなかったようです…。いや、行けなかった日に演ってたら悔しすぎるので良いんですけど…。

でも1つ言っておきたいのが1位曲って1曲じゃないんですよ。わたしのMy Bestは、猫背であり光あれでありプラチナでありtune the rainbowであり紅茶でありおきてがみでありGravityでありこれからであり誓いであり僕たちが恋をする理由でありそのままでいいんだでありI.D.でありマメシバでありパイロットでありシマシマであり()もう絶対選べないんです。だからライブという限られた時間で選ばれた曲をただありがたく享受するのみ。

そんな中、プラリネは聴けてとても嬉しかったです。カップリング曲縛りで投票したら絶対1位になると思ってる。当時、珍しくこの曲目当てにずっと雨が降る聴いてたし(CDデッキの時代。シングルCDだとすぐ終わるのが面倒だから大抵はアルバムCDをかけてた)思い出深い大好きな曲です。

 

カザミドリは挑戦だなと思った。ゆっくりテンポかつ高音域の、なんて難しい歌なんだと改めて。息を詰めて見守る感じでした。

でもこの曲をセトリに入れたいと思ってくれたこと自体が嬉しかったです。「Route」のコンセプトにも合っている曲でした。<重なってた道がまた ふたつに別れてる はじまりの朝>

『風が吹く日』での<なりたかった自分となれる自分はいつも違っている>というフレーズにもRouteを感じた。選ばなかった未来やなれなかった自分が、これからの自分の未来を守る最善の盾にきっとなるはず。<なれなかった自分じゃなくて それこそ私だって>

Routeの考え方、相反する現実と理想、実現した時間ともしもの世界、その両方に思いを馳せるっていうのはずっと真綾さんの根底にあるテーマなんですね。だから、昔の曲を披露しても最新曲『時計』まですっと坂本真綾として一筋通っていて心に響くのだと感じました。

 

この日My Bestハイライト(号泣ポイント)の一つは『Remedy』。

普通の毎日 守っていくこと それが今の夢

わたしをもっともっと信じたい

できることは沢山ある

今日はここが刺さりました。とっくに知っている曲だし直近でも何度も聴いてるのに、「その日そこ」がぐさっと響いてくるのすごいよね。普通の毎日の中で、自分にできることをもっと探したいしもっとなんでもできるって信じてあげたいって思いました。

込められた切実な願いとか祈りが、ギリギリの淵で支えてくれる、そんな曲。どうしても神田沙也加さんとのエピソードも思い出してしまうし、すごく「わかる」って言ってあげたくなる。なんか。どうしようもないんだけど、そんなことも含めて全部この曲が世界を癒してくれたらいいなと思う。

 

泣いたと言えばDIVE。深すぎる。揺蕩う感。あれはずるい。今堀さんと石成さんのツインギターの贅沢に聞き惚れた。

しかしこのメンバー紹介とか後の順位発表テロップとか、なんか、なんか、なぁ…?とは思った。Be Mine!は流石にちょっと笑ってしまった。

(真綾さんの手書き『プラチナ』は素敵演出だった!!)

 

随所の演出オマージュ、ヘミソフィアだったかな?のカメラ目線演出(25thのユーラン)、これからのモニター演出(20thたまアリ…花道を歩く背中が印象的だった)、あと火(たまアリ)とか火花(カウントダウン?)とか。

シンガーソングライターの旗はわたしはかぜよみの旗を持って行ったんですけど、最新の旗も素敵だった〜。ポケ空、横アリは歌えなかったから今回は声出して歌いたかったけど、SSW終わりのハッピー大団円な感じもよかった~。

 

トライアングラーをフルで!?大サービスすぎる。このサプライズも楽曲自体も素直に楽しかった。

ご本人はおそらくそうだと思うけど、わたしもリリース当時より今の方が好きな曲です。やっぱりなんだかんだ言って磨かれてきた輝きがある。

そこからのヘミソフィア強すぎ。

 

最後の方のMCで話してくれた、譜面とか波長、波形の話が自分を包んでくれるやさしい言葉だった。

プラチナで出会って、中学生でアルバム聴き始めて、初めて買った新譜CDが『ループ』。思春期のアイデンティティや恋愛への悩みも全部真綾さんの音楽に支えられてきて。ライブに初めて行ったのがかぜよみ、そこから考えても人生の約半分は真綾さんと共に在り。坂本真綾はずっと大事にしてきたわたしのMy Bestだけれど、仕事で忙しかった時期はライブを逃してしまって後から気付いて後悔したり(ミツバチ、in the silince、あとまだ行ける自分じゃなかったレミゼなど…)子どもが産まれてからは夜遅くの外出が難しくなってツアーにも行けなかったり届いたCDをなかなか開封できなかったり歌詞カードまで広げられなくてサブスクで聴き流してしまったり。

それでもライブでかぜよみの手を手をやりたい、Be mine!のクラップやりたい、ポケ空歌いたいみたいな気持ちはちゃんとあるし、骨身に沁みて真綾さんの歌に救われているのは変わらない。それでいいと言ってくれて、もちろんそれでいいんだと自分でも思っているけれど、真綾さんの方からも言ってもらえたので、今日ここに頑張ってきたのも報われた気がして嬉しかった。

 

真綾さんの方も、自分と一緒にするのもどうかとは思うが、人間どうしても歳を重ねると変化するしできることできないこと人によって日によって出てくる。それはもうそういうものであり、抗えるものでもなく、でもスッと受け入れられるものでもなく。穏やかな着地みたいな、持続可能な活動を探っているところだと思う。

だからどうしてもファンとしては無理しなくていいから御自愛ください的な言葉を贈りたくなる気持ちがあるんだけど。

『ヘミソフィア』の「僕は灰になるまで僕であり続けたい」を聴いてはっとした。

真綾さんはもうとっくに生き方を選んでいたんだなって。

そこにわたしなんかが口を挟む隙はないと気付いた、ここが一つのハイライトだったなと思う。

 

前半少し歌詞とか歌声にハラハラする場面もあったけど、上位5曲披露コーナーが圧巻すぎて。あ、この人大丈夫すぎると思った。

光あれ、約束はいらない、Be mine!、tune the rainbow、プラチナ

この5曲を連続でフルで歌い上げて。どの曲も楽曲の持つパワーが強かった。その最後に君臨するプラチナは一層輝きが素晴らしかった。

ライブの流れ的にかつてないほど威厳のない入りの光あれだった(ランキングつけるとなんだか下世話になる)けど、歌の力で格を上げるのすごいわ。

Be Mine!の楽しさはライブで知ったな〜。投票上位なのは不思議だけどこのコーナーで聴けてよかった。

約束はいらないの時、佐野さんめっちゃ大変そうと初めて気付いた。

10代の頃にリリースして代表曲となった曲が「プラチナ」なのが、なんか良いなとしみじみ思った。ゴールドとかじゃなくてさ、プラチナ。ずっと誠実に光り輝く白金。

 

その他箇条書き

・レバニラ事件ってプラリネのレコーディングだったんだ…!

・今日はみんなが喜ぶわたしになったけど、人が喜ぶことをするっていいですねって言ってる真綾さんがなんかよかった

・お衣装どれも素敵だった!特に2着目のグリーン?ドレス、blind summer fishの時に着てたからイージーリスニングの自分のイメージそのものみたいだった

・遠いから自分にはあんまり関係ないけど花道あんまり使わなかったね

・旗振りで袖のスタッフ?さんも振ってたのが見えて良きだった

・収録カメラあるって言ってたからどういう風に両日をお届けしてもらえるのか、Route Aを観るのも本当に楽しみ

・「知人」ものすごく嬉しいよ!知人って人生の豊かさに直結する気がする

かぜよみ以前は観客を敵のように感じてた真綾さんが、ライブを重ねて一緒に音楽を楽しむ仲間になり、そして「知人」と認定してくれるまでになったのよ。これは30周年という経年変化の良さだよねぇ。

 

ファンのために何ができるかと考え、セットリストに入れる曲目でファンサしてくれる人。ミュージシャンとして誠実だよね。

その一方で、卑屈なサービス精神とも言えるこのファンサ精神が気になった。

人気な曲をやるわよ!と見せてくれたものはありがたく喜ぶけど、その人気は偏った数字でしかないものだから。(投票方法、集計の仕方を変えたら変動するようなランキングだったと思います)

そのサービス精神がこれからも歌い続けていく本当の原動力になるのならいいけど…ただやりたいことをやってほしい、ファンの喜びはその先についてくるよと思います。

 

あと、振り返り映像付きの歌唱は、『これから』でも『誓い』でも無い方がよかったかなと個人的には思いました。

『これから』は20周年ライブの象徴、『誓い』は25周年ライブの象徴。でも、じゃあ30周年ライブの象徴は?どの場面?今回新しく生まれた印象的な一つのシーンというのが無く、過去のオマージュに徹していたのはちょっぴり残念で、未来のために作る今が一つでもあってほしかったなと。

35周年ライブで、「30周年の時の映像だ」ってすぐに分かるくらいの新しいことが見たかったのかもしれない。ピアノ弾き語り、ギター、ゲストライブ、カメラ目線、早着替え、斬新な演出などなど、今まで数々魅せてきてくれたチームだからこそ。

伏線回収に入られると穏やかならぬ気持ちになりますね、どうしても。今回ちょっと無理して有明まで向かったのも、大きめの会場で周年ライブするのが最後になるかもしれないという気持ちは少なからずあったし。

でも、ちゃんとMCで新しいことも始まっていると教えてくれたので、信じて楽しみにしていたらそれでいいんだとは思います。

あなたは唯一無二で特別で、そのままでいいんだ。真綾さんと自分たちの人生のこれからにまだまだBestが増えていくことを祈りたい。またどこかでお会いしましょう!

 

 

有明アリーナ アクセスは鬼だけど綺麗な会場でした
屋内展示 直筆サイン
都道県別ランキング ジャケット フラスタ

 

時計は再び

2026年4月19日

坂本真綾  30周年記念LIVE "M30〜Your Best〜 Route B(河野伸バンド)

有明アリーナに向かうため、5年ぶりに新幹線に乗る。

 

乗り換え前の在来線の時点で、いつもと違う環境に身体の驚きが止まらない。人が多い。知らない人たちに近距離で囲まれている。

読んでいる本のタイトルもスマートフォンの画面も何もかも丸見えだけど、この人たちはそれがこわくないのか。他人のそれらを見ることに周りの人は違和感はないのか。普段、車移動に慣れている自分を身に沁みて感じた。

 

5年。

そう、ちょうど、5年なのだ。

今から向かうライブは30周年記念で、前回行ったのは25周年記念だった。その間はぽっかり。時が止まったようになっている。

かつては当たり前のように向かっていた東京を、今のわたしは恐れている。

 

Switch持ってくればよかったな。

とりあえず、財布とICOCAとチケットと鍵。それだけあれば大丈夫、今回はイヤホンも入れたし完璧。なんて思ってたけど、長い乗車時間をどう過ごせばよいのか。乗換案内で見た2時間超の数字が実感として伴っていない証拠である。

それだけの距離を超えていくのだ。そして今日中には舞い戻る。そのミッションの重さにばかり気を取られていた。

 

調べることがたくさんあった。

初めて行く会場。最寄り駅までの経路、周辺情報、グッズ情報、規制退場、運賃や天気、気温。検索するとまた次に検索するべき言葉が浮かぶ。

億劫がらずに、都度これらを楽しみにこなせていたかつての自分に驚かざるをえない。旅行は怖い、分からない、難しい、大変、と言う人の気持ちがこの年になってやっと分かった気がした。

 

5年前は新横浜だった。

横浜アリーナは新幹線駅と会場が近いから好き。付近にビジネスホテルをとり、2日分のチケットを手に通った。

空き時間には観光してグルメも楽しんだ。好きなドラマのロケ地巡りもついでに行い、充実を目指してプランを練った。

1日目に参加したあと、この終演時間では明日の終電は厳しいと急遽延泊を追加した。ゆったりと2泊3日、世はCOVID-19で勤め先には休業補償を利用して出勤日を削られていた。

延泊後の最終日に、横須賀まで行くか悩んだが天候が悪くてやめた。今度はいつまたこちらに来れるのだろうかと考えながら新幹線に乗ったのだった。

 

あれから5年が経ち、その年の終わりにわたしは子どもを産んだ。東京や横浜どころか大阪や神戸ですら遠くなった。休日は休日じゃなくなった。子どもの体調不良や夫との予定の擦り合せに悩み、チケットをとるという動かせない予定が何よりも怖くなった。自分のために高額のお金を使うことに戸惑いが生まれた。このお金が浮けば子におもちゃを買ってあげて好きな果物でも食べさせてあげられると考えるようになった。

 

今回、行きたいと思えたのは、30周年ライブだからだ。大きな周年ライブを逃さずに参加することで、ファンである自分を保てる気がしたし、今ならあの時の続きから始められると思えたからだ。

25周年の時はコロナ禍で「会える人には会える時に会う」という心持ちで横アリに集まり、「次いつ会えるか分からないけどまた会う日までお元気で」という気持ちでみんなが去っていった。

世界はもう動き出したのに、わたしはわたしだけ止まってしまっていたけど(フェニーチェ堺は遠い…)、35周年の保証なんてない。

子どもと居ることは少なくとも「正しい」と思える日々の中で、違う行動をとるのは勇気がいる。気は引けるし、心配ごとは山程あるし、行くことが正しいか分からない。

でも、行きたい。ずっと聴きたかったあの曲をきっと演る気がする。チャンスだ。次はきっと無い。行けるんなら、行こう。

 

ギリギリまでチケットを取らなかった。どうせどんな席でも良い歌は聴ける。新幹線の予約もしなかった。とにかく終電だけ何度も何度も確認した。

前日、1日目の終演時間だけ確認して、最後に覚悟を決め直し、チケットを購入した。 

 

ライブの開催が発表された時。

「えっもう30周年?だってこないだ25周年行ったよ、あれが2021年で、このライブは2026年…合ってる!」と簡単な計算結果にビックリした。

子は今年5歳になる。本当だ。確かに、時は平等に流れているのだ。

それならば、わたしの『時計』も今日再び動き出すのではないのだ。ずっと動き続けていたのだ。自分の世界で、いつもずっと。

真綾さんと離れて過ごした時は、味方につけられるだろうか。誇りに思えるだろうか。胸を張って今日はライブに向かっていいのだろうか。

どの答え合わせも単純ではないけど、わたしの人生に今日みたいな1日はまだあっていいのかもしれないとは思う。

 

ただライブに行くだけなのにこの大げさなポエムっぷり。大長編にも程があるけど、まぁこういうのは記録なので。誰のためでもなく自分のために書き残しておく。わたしにはわたしが分かる。

Switchは鞄に入れ忘れたけど、新幹線の座席に乗り、ただ文字を打てる時間の贅沢を今は噛み締めている。どんなマッサージよりもデトックスされていく気がする。

これもまた、わたしの人生の時なのだ。

 

時計

時計

  • 坂本真綾
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

2005-2006、フィギュアスケートと出会った

フィギュアスケートを好きになって初めて観たオリンピック、それが2006トリノ冬季五輪だった。

来年、2026ミラノ・コルティナ五輪が開催される。「そうか、同じイタリアで、ちょうど20年なんだな」などと感慨深くなろうとしたが、次の瞬間「え、まって、」とTwitter構文が飛び出した。

初めて観た五輪から20年ということは、つまり、自分がフィギュアスケート観戦を趣味としてから20年ということなんだよ!

考えてみればごくごく当たり前なのだけど、数字の大きさに改めてビックリした次第である。

四捨五入などではなくきっちり20年なのが分かりやすい。五輪シーズン5サイクル。リアタイしたのがトリノ、バンクーバー、ソチ、平昌、北京、そしてミラコル……いや、6大会目やないかい!

何処の界隈にもある「ミーハー」を表す用語で言うと(いわゆる「ごく出」とか「ワンフォー新規」、最近だと「盛れミ新規」?)フィギュアスケートファン的自認としては永遠の「トリノニワカ」である。

しかし、いうてもしかしてそろそろ中堅に足を踏み入れている…?と思うことも増えたので、観戦歴20周年(と言えるほどではない、ほとんどお茶の間なのだけど…)を機に少し振り返ってみたい。

 

 

きっかけは涙のNHK杯

20年に渡り始まった趣味であるが「この日を境に」というターニングポイントがはっきりしている。それは、忘れもしない2005年NHK杯最終日であった。

たまたまテレビでNHKだったかBSだったかをつけたら、繰り返し号泣する男女が放送されていた。その日、涙の男子シングル初優勝を果たした織田信成と、前日同じく涙の女子シングル初優勝を遂げた中野友加里のキスアンドクライの模様だった。

たぶん生放送だったのかな?表彰式待ち?その時間を使って、振り返りで映像を流していたんだと思う。

2005NHK杯国際フィギュアスケート競技大会 日本語サイト

(検索してみたら、BSが男子フリーからEXまでを一枠でとってたようだから、この空き時間で記憶に間違いなさそう。豊の部屋も昔は時間ゆったりしてたよね~。というか、調べたら競技が4日間開催されている…!昨今の3日間開催を思うと贅沢すぎる時間の取り方だ…)

 

フィギュアスケートというものに出会ったのはこの日が本当に初めてだった。こんな世界があるなんて知らなかった。

それで、何故か、エキシビションを録画したんだよね。本当になんでだったかは分からないけど。興味を持って録画した、それが面白かった!

ゆかりんのアメイジンググレイス、ジャンジャン組のターザン、マリパト雨に唄えばなどなどが記憶に残っている。映画やミュージカルの素敵な音楽、小道具、キラキラした衣装、次々へと現れる美しい世界観に心惹かれた。それで、繰り返し録画を観た。

後日、総集編も観た。本田武史という選手が最後力を振り絞って滑り、スピンをほどいた後ラストポーズまで時間を余らせてしまっていた。なんでこんなボロボロで、なんでこんな泣きそうなんだろうって不思議だった。今なら分かる。五輪前のNHK杯にあの状態であることがどんな意味を持つのか。あの時のわたしは、ベテランの彼の重圧を何も分からない視聴者だった。

いや~、しかし。わたしのスケヲタ人生の始まりが世間的にも有名な、かの号泣キスクラがきっかけだったなんて今となっては面白い。わたしは高校1年だった。

 

 

くるみ割り人形に沸いたGPF

世間的にはもう少し前からフィギュアスケーターブーム(美姫ちゃんが注目されていた?)は始まりつつあったらしい。が、それについては知らなかった。わたしはわたしのタイミングでわたしだけの出会いを果たした。

12月初旬のNHK杯を楽しんだあとはグランプリファイナルであった。

そう、つまり「真央ちゃん」である。

カルメンもクララもおそろしく可愛く、なんだかすごい「トリプルアクセル」を跳んで、強いらしいスルツカヤの上に立った。

テレビ朝日で放送されたそれは、たぶん世間的にも最大風速がものすごく、連日盛り上がった。

部活帰りに友達と「あ、早く帰ってエキシビジョン(※エキシビ""ョンだと思っていた)観なきゃ!」「え、○○ちゃんも昨日フィギュア観てたんだ!」と話した記憶がある。みんながみんなフィギュアスケートを観ている、その時代に立ち会っていたのだった。「真央ちゃんはオリンピックに出られない」という話題が席巻していた。

わたしが真央美姫に出会ったのがこの試合だった。「フィギュアスケートといえば女子シングル」の時代だった。

 

 

全員ノーミス、伝説の全日本

2005年全日本選手権は2006年トリノオリンピックの最終選考試合であったが「オリンピックの代表を争っている」という状況が、まず分かっていなかった。

一定のスポーツに注目した経験が無かったので「4年に1度のオリンピック」の重要性を全く理解していなかったのである。アスリートなら誰もが追い求める夢舞台であることは、その後五輪シーズンを経るごとに痛いほど理解していくことになるのであるが。

 

そして観た。「伝説の2005全日本」を。

FS最終グループ全員ノーミス。みんな攻めて、みんな自分に勝っていた。緊張と興奮の繰り返し。

特にやはり優勝した村主さんのラフマニノフピアノ協奏曲第2番は素晴らしく、何回観てもいつも泣いていた。恩田さんのガッツポーズが出るほどの快活な演技も最高だった。美姫ちゃんのメリークリスマスミスターローレンスの冒頭の振り付けは今でも大好き。荒川さんはどちらかというと首位だったSPのパガニーニ・ラプソディの印象が強い。つっよ!って思った。真央ちゃんの清涼剤カルメンとくるくる回るくるみ割り人形も勿論大好き。あとこの時の浅田舞ちゃんのプログラムがSP・FS共に好きで、誰かまたペール・ギュントの『朝』で滑ってくれないかな~。

中野友加里選手、安藤美姫選手、浅田真央選手。フィギュアスケーターってこんな感じとNHK杯とGPFの2試合で形成されたイメージで初めての全日本を見たら、彼女たちが競っている相手が思いのほか「大人のお姉さんたち」で驚いた。荒川静香選手・村主章枝選手・恩田美栄選手のインパクトは大きく、GPFに出てた彼女たち、みんな小娘だった!と思ったものだ。その次は五輪で度肝を抜かれることになるのであるが…。

とにかく、この神試合を目撃したことがフィギュアスケートを愛していくその後の人生を決定づけたのだろうが、当時は未だそこまで気付いてはいなかった。

 

真央ちゃんフィーバーによってメディアの注目度は増し、出場年齢制限や2シーズン通してのポイントランキングによる代表選考制度などについて、理解を深めることができてありがたかった。高橋織田の逆転表彰台も当時は珍プレー扱いで取り上げられていたけれど、今考えると絶対に絶対にやっちゃいけないことやってた、と分かる。

 

 

学生だったからこそ

ところで、ハマりたてだった当時をよくもそんなに覚えているなと思うだろうが、それには理由がある。

高校生だった当時のわたしは今風に言うと「リビング学習」族であった。帰宅後から就寝前に自室に引っ込むまでを茶の間のテレビ前で過ごしており、こたつに入ってテレビを聞き流しながら宿題や予習を行う習慣だった。

当然、画面に釘付けになるものより内容を覚えている録画ものが良い。フィギュアスケートは音楽が流れるので耳だけ傾けるのに向いていた。ラジオ代わり、つまりは「作業用BGM」として使い勝手が良かったのだった。

よくもそんなに同じのばかり毎日…と親に呆れられるほど、飽きずに録画を再生していた。観るところは観ていたし、英単語と共に塩の実況((((「沈黙は金」))))も暗記できた。

今はそんな観方はとてもできない。生活のお供にフィギュアスケートがあったあの頃を懐かしく思う。音楽に聞き惚れて、衣装に憧れて、とにかくフィギュアスケートのキラキラした世界が好きだったなぁ。

 

 

テスト勉強と明け方の「金メダル」

年が明け、そんな風にして迎えた冬季オリンピック。

他人様にはどうでもいいことだが自分の中で強く覚えているのは、五輪と期末テストが被っており、女子FSの当日が技術のテストだったことだ。

…いや、ここに来て急に自信がなくなってきた。技術だった気がするけど、家庭科だっただろうか。それとも保健だったか。とにかく五教科と副教科1科目だったのは間違いない。インターネットの項目だった気がする*1から技術だった…と思うんだけどな。本当にどうでも良すぎるのだけど…。

イタリアとの時差の関係で、女子FSのスタートは朝3時台だったか。流石に学校がある日に第一滑走から見始める訳にはいかない。テストで睡魔に負けてしまう。NHKの報じる、ジャパンジャージの顔写真と「○○選手は何時何時頃の滑走予定」という画面を頼りに目覚ましをかけて寝た。女子FS半ばで起きて録画を飛ばしつつ美姫ちゃんの演技あたりから追いつき後半グループからリアタイした。

窓の外は暗く、寒かった。家人は寝静まっており、わたしは件のこたつにくるまり寝ころびながら技術の教科書(おそらく)を読みながら観ようとした。当時はまだ他国代表の選手を全然知らなかったので、思い入れも無くそんなことができたのだった。

しかし、オリンピックは緊張が苦しく、思ったほど決して気軽に観られるものではなかった。

SPで僅差のトップ3名のうちサーシャ・コーエンは滑り出しから妙に力んでいるように見えた。村主さんのラフマニノフは有香さんと同じく「ヤッター」の気持ちであったが届かなかった。イリーナ・スルツカヤは危うく感じなかったから、転倒したときにあっと声が出た。オリンピックの魔物なるものを知った。

その中で荒川静香の『トゥーランドット』は特別だった。晴れやかなY字スパイラル、世界の緊張をほどくようなレイバックイナバウアー。まさに夜明けだった。

優勝が確定してテロップで出された筆文字の「金」が生々しかった。間違いなく生放送であり、世界のどこかで今起こっていることなのだと感じさせられた。台所で朝食の支度を始めた母に「金メダル!」と興奮して伝えに行ったことを覚えている。

インタビューやらの生中継がそのまま朝のニュースやワイドショーに引き継がれていく。バタバタとした朝であったが気分は爽快であった。一夜漬けすらできなかった技術のテストは、当然芳しくなかったが…。

ちなみに、サーシャ・コーエンのSP『黒い瞳』はマイベスト女子シングルを編集するとするなら必ず入れたい演技だ。全てのタイミングが完璧で気持ちいい。衣装も最高。

 

 

アフター・オリンピック

今となってはアジア人初の女子シングル金メダリストとしての功績の方に目がいくが、トリノオリンピック日本選手団唯一のメダル、それも金メダルということで世間の反響がすさまじかった。老いも若きも「「イナバウアー」」で背中を反らせた。その度ににわか仕込みの知識で「イナバウアーとは足の形であってのけ反りではない!と憤慨していたが、まぁ言っても自分も2ヶ月前に初めて荒川静香を知った人間である。

試合後すぐにNHKスペシャルで荒川静香特集が放送された。

 

(アーカイブが残っていました)

 

この番組が面白かった。この人の金メダルは決して偶然じゃないのだと知った。

実力がある強い人であろうとも本番でその強さを出して採点されるために、どれほどトレーニングを積んだのか。五輪シーズンのひと試合ひと試合にどんな重い意味があるのか。ドキュメンタリーでやっと分かった。特にスピンステップスパイラルのレベル取りについての緻密な計算と試行錯誤がとても興味深かった。

 

この番組の内容は、のちにまとめられ出版されるのであるが、番組があまりに面白かったので本でも買った。

そしてこの頃から、テキストでフィギュアスケートを追う楽しみを知ることになる。

年に1冊刊行される日本選手インタビューブックに手を出したが、それがまた面白かった。今では許されない距離感でそこが知りたいと思う部分を聞き出していて、選手の背景を理解し勝手に思い入れる(感受性豊かな女子高生だったので…)のに欠かせなかった。

買い足した雑誌類は徐々に増え、ジャンプ・スピン・ステップやルールなどの解説ムックには大変お世話になった。まだインターネットの情報が薄い時代、過去のプログラムや各国の代表選手についても詳しくなれて助かった。

選手名鑑ページの説明文を読みふけり、見たこともない選手の演技について想像を膨らませていたこともある。(そのうちの一人が、あっこちゃんである)

 

 

「次も見たい」の繰り返し

時を遡り、わたしのフィギュアスケート初年度の締めくくりは3月の世界選手権であった。村主さんが金メダルをとれるよう応援していたが、キミー・マイズナーが優勝。3回転3回転を決める16歳の優勝は鮮烈であった。

オリンピック金メダルをとり卒業するように引退していった荒川さんと、夢が叶うまで現役続行を決めた村主さんの対比は、フィギュアスケートという競技を知ったばかりの自分には非常に哲学的で考えさせられる光景であった。

NHK杯からの出会いであったが、次の試合、また次の試合という風に熱は冷めることなくシーズン終わりまで追い続けることができた。それも、まだ知らない選手が次々に現れて、良くも悪くも毎度同じでない不定形な「演技」を見せてくれる、フィギュアスケート競技の魅力ゆえであったのだろう。

そして2006年秋。グランプリシリーズ初戦スケートアメリカで、安藤美姫のシェヘラザードに脳天をぶち抜かれ、浅田真央のノクターンに今世の妖精を目の当たりにするのであるが、これはまた別のお話。

 

 

誰も寝てはならぬ(歌劇《トゥーランドット》から) [Remastered 2013]

誰も寝てはならぬ(歌劇《トゥーランドット》から) [Remastered 2013]

  • ルチアーノ・パヴァロッティ, ジョン・オールディス合唱団, ワンズワース・スクール少年合唱団, ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 & ズービン・メータ
  • クラシック
  •  
  • provided courtesy of iTunes

 

*1:「World Wide Web」が問題に出たような記憶がある…

超八武道館 配信 感想メモ

配信終わんないでtonight泣泣

 

 

武道館のあの道すがらを歩いて配信してくれるの、すごく気持ちが盛り上がる…!一緒に連れて行ってくれてありがとう

 

あおっぱなバンド!!

これは常々シングルの定番曲をバンドで演ってほしいと思ってる勢として嬉しいの一言!ラーラーラララーラーラーラララララーラーラーも良き

 

ナントカナルサ!バンド!しかも2番も…!

後ほどにはなるけど、こんな絶好のチャンスでも2番披露が無かった象…(大倉くんのオリジナル歌割りBメロが聴きたいのです…絶望ですか…)

 

ワッハッハー

今の彼らの雰囲気にピッタリだし自認がそうなことも嬉しい

ヤスくんの表情もビジュアルも幸福体現してて大好き

アッハハハーハーアドリブだったんだ!それを入れたマルちゃんに向かって「なんでそんなんしたんや」突如冷え冷えに厳しいディレクターヤスくん、山田すき

 

イッツマイソウル「わたしのともだちシャケです」「わたしのともだちシャケでした」やっぱそれよな〜画面のこちら側で言ってみたら武道館のお客さんともシンクロしてわたしも怖かった!これって色々バリエーションあると思うんだけど一番定着してる基本形(?)がこれなのかな?

そして「U字の水槽」会場みんなで歌うん楽しそうすぎる〜

みんな古参やなって言うのピュアすぎると思ったんですが…

「U字は丸みを帯びとるからな!」のツッコミがデジャヴすぎて大笑いした

 

I to U、来る気した〜 好きよな〜

エイタメを思い起こさせるけどその時よりも演奏が上手くなってる

メロディーとハーモニーがバラバラに進行しつつ言葉数も多くて、歌と楽器演奏とがちぎれそうって思ってたけど、今回は終盤まで落ち着いて聴けて曲としてしっかりまとまってた〜素敵

 

ロリコスも来るしあまりにエイタメなのよ、象しかり

 

配信、しかも生配信だけじゃなく遅れ配信の人もかなり視野に入れて届けてくれていて本当に本当に本当に嬉しい

 

しかし今回のハイライトはMCが面白すぎたこと

暴れ象あたりから全部おもしろい、行きますし食べますし\おすし/ マルちゃんのフルコース、年末感じる

一緒にバラエティーできる観客すごいな、わたしまちがえそう

ハリケーンベイベのマルちゃんのスタンバイポーズからのくだりが今年イチ面白くてマジで何十回観たか!

脇臭ってる、トントントントン気付いてくれずキレる横山くん、もうええわ!って拗ねる横山くん、「ちゃうわ肩パッドのせいにすんなよ!」笑い崩れる村安倉(好き)

スタンバイしてもう曲振りしてるのに横山くんが混ぜっ返して「もう行くでぇ!?」ってなる大倉くんたまらん、こんなんみんな大好きクルトンやんねぇ

収まりかけたところでヤスくんが「全員バラバラでええねんな」って展開させるところが最高に面白いし、「おれ?おれじゃんけんしてる」←「パーな!?」天才の流れ

ハリケーンベイベ始まりでワッ!と笑いが沸くの楽しそうやな〜〜!

 

ハリケーンベイベ、カメラ割りが最高で見たいところバッチリ見られて眼福です…

 

さて、そこからのStreet Bluesについては別記事(恋愛脳)にて

…カァ〜〜!最高っすな…(噛み締めている)

最後メガネ外すだけじゃなくてさ!横向くのがさぁ…!ずるいよ…うぅ……

 

TOKIO『LOVE YOU ONLY』

びっっくりした…

なんと言っていいのかホンマに分からん

いや、確かに事務所曲をバンドで演ってほしいと…思っていたけど…なるほど、そうか…

純粋に聴けて嬉しい!けどそれ以外の何か言外の「意味」があるでしょう絶対〜とそちらに気を取られてしまうね

友人がMUSIC DAYの都市伝説を教えてくれて、あぁ〜となったけど、そうだとしたらそれは何かしらの「抵抗」だろうし、心配にはなるよね

でも大人だからね、みんなね、こういうのはもうやっていいんだよね

 

言ったじゃないかのフリまるちゃん

ショルキー村上くん

 

オニギシは確かに今年を象徴する1曲であった、今セトリ入りするのも必然

本編乾杯節で終わるの宴すぎて楽しい、安田さんがずっと本格的なカチャーシー踊ってておもろい

 

村上さんがツッコミまくってくれるおかげで、安田さんの「大倉が一番俺のこと理解してくれてんのかな」いただきました…

 

円形ステージをお手々つないでとことこ回ってるのかわいいねぇ、かわいいねぇ♡

 

全体を通して思ったこと

今のSUPERさんたちはとにかく急いでないよね。それこそ24時間をかけて100kmを往くような感じ。

リリースペースとかは落ちてるけど、昔の曲を引っ張り出すような余裕があるし、ライブも肩肘張って大掛かりすぎないし、持続可能でとにかく無理をしてないのがライブにも表れててそれがいいなと思いました。

先が見えないからこその20代の勢いを愛した人もいるだろうけど、エイトが人生そのものになった今ではこのペースが心地よく感じます。

今回、日本武道館が初めてだったわけだけど(偶然にもアンジュと連チャンで驚きだよね)良いライブできたよね〜!

ヒナちゃんが言ってた、やったことない会場でどんどんやりたい(意訳)っていう夢が、わたしもそれ希望だし明言する目標としてもすごくクレバーだと感じる。

拡大していくツアー、キャパを上げていく会場設定では当たり前だけど何処かで天井が来る。そこから下り坂感を出さずに常に新しいことをするためには、大小問わず新規会場を回りたいってルートは現実的かつ面白さもあって。

やっぱりアイドルって楽しく感じさせるのが一番大事なんじゃないかな。

それを「彼らはちゃんと分かってる」って思えるのって安心する。まぁ、どんなことしてても好きだし応援するんだけどね。エイトとエイターはここまで来たら一蓮托生だし(それはヨコヒナだけか…?重いか…ヨコヒナは重い…?重いか…)

つまりはSUPER EIGHT今年もありがとう!来年も楽しみ!会える機会ありそうって言葉は生きる希望になります。

 

その前にハリケーンベイベMCとStreet Blues永久保存版にしたいので武道館円盤お願いしますね!

超八武道館 大人の恋ふたたびはじめました

という気持ち(タイトル参照)になりました!何これアプリ変わって書きやすくなってる!お久しぶりのブログです

 

前置きさておき

 

Street Bluesですよ(単刀直入)

 

ねぇ、何これこんなの…!

えっ、みんな…生きてる…?

 

遅れ配信で今頃拝見したんですけどね、当日の感想や完全に前情報もなく(XとかいうSNSが界隈の話題をちっとも表示してくれないからだよ!)ものすごい気軽な気持ちで観てたんですけどね

観ながらリアルに口から悲鳴が止まらなくてですね

 

曲始まってこんな感じでした↓

 

えっ

 

ちょっ

 

はっ!まってだめむり!ちょっと!ちょっとちょっと!!

 

ポケットに手を突っ込まないで!?

 

そんな甘い声で歌わないで!?

 

こっち見ないで!?!?

 

肩!!脱がないで!?

 

瞳を!!!!合わせないで!!!!!!(絶叫)

 

映像に対しこんなに狼狽えたのは久しぶりどころか初めてかもしれない

 

「落ちた」と思いました

えっと、つまり、恋です

 

そうだ、トキメキってこういう感じだった

胸のどのあたりがドクンドクンするのか、日常を過ごしながら「早くもう一度観たい…」と上の空になるのか、思い出しました思い出しちゃいました

破壊力えぐいです、自分の理性が壊されてます、なのに幸せなんです…

 

正直に言いますとアイドルにときめくってもうここ何年もほとんど無かったんです、キャ~くらいはあってもかつての熱量と比べるとな、もうわたしも大人だしなフッ、なんて思ってたけど

ねぇエイトさん、そんな冷静に距離置いてるわたしをも虜にしてくるのヤバいでしょ…

 

安田さん、安田章大さん、あなたを自担として崇めるばかりでなくもう一度恋していいですか…

 

本編の他のところも超アガるところばかりで魅力満載語りたいところばかりなんですが、Street Blues1曲についてだけ、とりあえず居ても立っても居られないので…寝られないので…

 

はぁ… 恋わずらい

 

Street Blues

Street Blues

  • SUPER EIGHT
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

SUPER EIGHT 『超DOMETOUR二十祭』感想 ~LIFE GOES ON~

SUPER EIGHT 『二十祭』を観ました!

行きたかったけど行けなくて、セトリバレネタバレを避け続けたこの半年間つらかった〜!何より公式が一番の敵というのが!笑

YouTubeでなんか単体でセトリ曲あげてたよね!?薄目で見ちゃってヤベ!みたいなの何回あったことか!

円盤予約しよう、形態調べなきゃと公式HP開くと曲目出るしさ〜!窓にしてくれ!無理か!見ちゃうのがこわくてもう勘で予約するしかなかった!

発売日が近付いてくるともうX公式はミュートせざるを得なかった!無理です!やっとミュート解除できて嬉しいぜ!!

 

というわけで、感想ですが…

まさかの本編、Blu-rayディスク3枚分!(そこ?)

ここでディスク替える…?ってハテナが2回!!

常々「ライブ1本はディスク1枚に収めてくれよ〜」と願ってるズボラ人間なもので、これはもう大変な労力だったんですが…(ディスク入れ替える度にメニュー画面による曲目バレの恐怖もあるしね!)

挨拶。語りの部分。

彼らが、並々ならぬ思いでこのライブに各々挑んでたってことがよく分かりました。その物量で熱量でした。

は〜そりゃ20周年ツアー後、グループ活動のペース落とすわな〜

こんな気持ち張り詰めたままずっと走り続けて保つはずがない!休みな休みな〜!(休めてはないのだろうけど!)

 

本当に、とにかく挨拶の部分ですよね。このライブDVDの肝は。

自己都合によるセトリバレ避け問題のせいで当然MCレポなんかも見てなくて、同時代に生きてたにも関わらず彼らのこういう状態を知らなかったのがショックです。

伴走できてなかった。同期できてなかった。おんなじ気持ちになれてなかった。

彼らは見せてくれていたのに、こちらは自ら見ないようにして過ごしていたわけで、彼らはこんな風に思っていたんだこんなことがあったんだって、蚊帳の外だったのを実感して辛いです。いや本当、自分で決めたことなんだけど。

半年遅れって。呑気すぎたような感覚。

 

初日が観たくて、遠征先で観たくて、地元が観たくて、オーラスに入りたくて、回替わりも全てのMCも知りたくてツアーを追いかけ続けていたあの頃。

全部を知っている気になっていたなぁ。

そういう自分じゃなくなったことを、つまり熱心なヲタクじゃない今の自分を、突き付けられたような感じです。

でもそれも含めて、なんか分かってくれてる気がした。折に触れて「今日ここに来られなかったエイター」に言及してくれて元気が出た。ちゃんと換算されてるって。仲間でいていいよって。

こんなにたくさんの人をまるっと抱え込んで、やっぱり彼らは懐が深いし、20年グループを続けてきただけのことはあると感じた。

つまりはみんな大人になったんですね。

LIFE GOES ON. 人生だぁ。

 

15周年、18周年、その度に「もう落ち着いたな」と思うのに、何故かいつも次の周年までに激動が訪れている感覚で。

実際、大変だろうな。

メンバーが減ったことよりもまだその先があるなんてね。会社が逆風に晒されて、守ってきたグループ名を手放すことになり。上も下も同期も居なくなっていく。

同会社の同世代、関西の先輩後輩、色んな人に託された想いを背負って…自分一人でやめられるものでもないけど、続ける理由がいつも必要で…

もはや「象徴」の域に達してるんだな。SUPER EIGHT。

それは生身の人間が引き受けるにはあまりにも重たい重圧で。

責任を分け合う人数は減ったのに、背負う思いは増えるばかりで、耐えきれなくなってもおかしくないよ。それなのに続けてくれて本当に本当にすごいよと、挨拶を観ながら考えてました。

 

良いライブだったな~二十祭。

イケイケドンドンからの華々しい祝祭とはまた違う、穏やかな大団円のような奉納祭だと感じました。

こんなに規模の大きなライブなのに、彼らにとってはファンミのように振る舞っているのがまたなんとも不思議で。

あの旗の演出も、ファンを信頼した赤裸々なMCも、彼らがドームツアーに求めているのは「いつもの安心感」なのかなと。

昔の歴史の文脈を踏まえた演出なんかも説明しすぎず委ねてくれている感じで、ベテランっぽい。

 

いやぁ〜、ホンマに、4時間超えって知って「めっちゃ曲やったんかな??」「エイトレンジャー長かったとか??」「パッチやったらしいし(流石にこの情報は避けきれへんかった)寸劇あり??」って思ってたけど、長いのはまさか挨拶部分とはな〜〜予想外でした。

でもこれだけ、彼らが語る場所って無かったかぁと腑に落ちました。

クローズド(だと彼らが感じている)場所で一人一人話せるって貴重なんだなって。

それだけインターネット上での発信や切り取りにピリピリしてるし、敵/味方が身近に取り巻く環境の厳しさを改めて思った。

そうだ。あの頃、同時代性を強く感じられたのはラジオというメディアがあったからっていうのもあったな。肉声、本人の言葉って多くの機微を届けてくれるかけがえない情報なんだな。

 

感想文というより完全に自分語りになっちゃいましたが。とりあえずわたし的年表における「SUPER EIGHT20周年」はこういう感想です。

 

簡単ながらセトリに触れておくと、

・WASABIとソリソリ両方inはやばいずるい、夢すぎ

・Kicyu…!これは、生で、見たかった…(泣き崩れ)

・バンドパートがとにかく良い、良いバンドになっていってるのが歌からも音からも立ち位置や表情からも伝わる

 

でもやっぱりなんか。どの曲というより何気ない場面が名場面というか。

横山さんが村上さんに感謝して、村上さんはそれに応えるようにみんなで肩を組み横山さんまで手を届かせて、2人でステージまで歩んで。

こういう風にヨコヒナが特に顕著だけど、みんな変わったところ変わらないところがあるのが最近浮き彫りになってる感じがする。それぞれの人間関係もだし、ひとりひとり人間も変化してきてのデビュー20周年なんだな。

 

今のSUPER EIGHTが好きです。すごく良いものを見せてもらいました。

彼らの未来はきっと明るい。明るい彼らが未来に向かって歩むのをやめない限り。

だから、わたしもわたしのペースにはなるけれど共に歩んでいきたいという気持ちを、やめない。

今回行けなかったライブも歴史の一部だけど、行けてよかったと思えるライブは必ずこの先に訪れる。そうしてくれると信じて、彼らの「次」を楽しみに待ちましょう。

二十五祭も、二十八祭も、三十祭も、五十路少年も。日々の積み重ねのその先にあるものだから。

歳を重ねること、年数が経過していくことを恐れない。どんなんなっても、いつだって彼らは最高で最強の答えを出してくれるはず。

大きな節目にこんな素敵なライブを世に送り出せた、それが彼らの歩んできた道の答え合わせだったのだと思います。わたしも、そんな風に人生を送りたい。背筋が伸びました。

おおきにやで!!!!!